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もっと深読みで演出を楽しむバジリスク甲賀忍法帳

大好きな「バジリスク甲賀忍法帳」と絆の演出を119%楽しみます。

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新訳「オペラ座の怪人」ガストン・ルルー

新訳で「オペラ座の怪人」
 新訳と言っても古い方でも読んだことがありませんので比較できませんが、読後感はね~イライラしました。

 面白くなかったってことではなく、いくら新訳とはいえ今から100年以上も前の小説で、あいまいな表現もあり、途中で投げ出しそうになりました。ミュージカルや映画などで有名ですが、全くの初見で想像力も乏しく、しかもフランス小説、なじみがないですね。

 お話は、19世紀末のパリです。オペラ座の若手女優クリスティーヌは、自分の楽屋の裏から聞こえる『天使の声』の指導で歌唱力が格段にアップしました。それに嫉妬したクリスティーヌの恋人ラウル子爵は、『天使の声』の謎を解き明かそうとしました。
 オペラ座には謎の怪人が住み着いており、月給2万フランと5番ボックス席の常時確保などを支配人に要求していました。その怪人がクリスティーヌのいう『天使の声』であり、正体はオペラ座の地下に広がる広大な水路の空間に住み着いた男性男エリック。

 エリックは気の毒なくらい醜悪な人相で壊死した皮膚(?)を持つ、見るもおぞましい男性でしたが、音楽の才能に溢れ、奇術の達人でもありました。

 クリスティーヌに恋をしていたエリックはついに、クリスティーヌを誘拐してオペラ座の地下深く消え、ラウル子爵は元ダロガ(ペルシャ語で国家警察の長官という意味)の謎のペルシャ人と共に、クリスティーヌを探してオペラ座の地下へと降りていきました。

 ラウルとの戦いにしびれを切らした怪人はオペラ座を炎上させ、混乱の中で隠れ家へクリスティーヌをさらって行き、無理やり妻にしようとしました。ラウルは隠れ家を探し当てますが、クリスティーヌの目の前で首にロープをかけられ危機一髪。怪人は、「この男を助けたければ自分の言いなりになれ」とクリスティーヌを脅迫しました。
 クリスティーヌはそんな怪人に嫌悪感を感じながらも、そこまで醜く歪んでしまった怪人の孤独な魂を助けてあげたいとも思いました。怪人への愛情を示すため、誰もが忌み嫌ったその醜い顔を正視しながら2度キスしました。クリスティーヌの愛は怪人の心を動かし、復讐や執着を捨て去って2人を解放し、隠れ家を立ち去るように命じました。

 やっぱりね、怪人といえども幽霊やお化け、妖精や悪魔などではありませんでした。もちろん天使などでもなく普通の人間、一番怖いのは生きた人間かな。
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ようこそ、mybasiliskへ。バジリスク、これなしには人生を語れなくなってしまいました。
今なお健在の絆やバジリスクⅡはもちろん、新基準のバジリスクⅢも登場、また新たな演出を楽しめそうでございます。バジファンさま大歓迎でございます。

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