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もっと深読みで演出を楽しむバジリスク甲賀忍法帳

大好きな「バジリスク甲賀忍法帳」と絆の演出を119%楽しみます。

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花咲ける上方武士道:司馬遼太郎さま

 司馬遼太郎さま作:花咲ける上方武士道

花咲ける上方武士道
 幕末のころ、京都のお公家さん、右近衛少将藤原朝臣高則近は自家の経済的な逼迫から、大阪の商人の家の養子になりました。といってもこれと言って仕事はありません。お公家さん効果で商売繁盛をもたらしていました。

 攘夷、佐幕、倒幕など世間は騒がしく少将さまも京都と江戸の今後も気になるところです。そんな時、少将さまの兄上が亡くなり、家督を継ぐことになりました。そのまえに京から使いが来て、ただちに帰洛せよとあり、青蓮院の宮さま(門跡)尊融法親王に会いに行くことになりました。

 親王さま(同時に天皇)の命を受け、この世の中を見てこい(江戸の様子を探ってこい)と言われ、実家にも帰らず京を出ました。お供には伊賀者と、源平時代からの渡辺党の流れをくむ武士。そして大阪の養家大店の親戚の女性で少将さまを慕う美女。

 江戸へと下っていく道中、少将さまを殺そうとする怪しい甲賀者。実はこの主人公少将さんは公家でありながら剣では免許皆伝の腕前。何度も危ない場面がありますが、そのたび少将さんは見事な腕で切り抜けていきます。
 寒いころに京都を発って、江戸に近づくころは桜も散り、速いペースの旅とは言えません。のんびり情勢を見ながら「武士の世もおわりだな~」と実感することがしばしばありました。(大政奉還よりもずっと前のことです)少将さんはまったりとおおらかな性格で、凄腕の剣技の持ち主とは思えないくらいのお人よしなところも多々あります。
 行く先々で人助けをしたり、だまされたり。そして女好き。どんな女性でも好きなようで、憎めないお方です。

 江戸時代、封建時代というのはえらく堅苦しい暮らしを強いられていたようです。各地のお殿様は格式ばった参勤交代で財産をつぶし、公家は京都から出てはいけない、など徳川幕府のルールに則った暮らしを余儀なくされていました。
 そんな時代に少将さんはいくら帝の命とはいえ、京都を出て江戸へ向かう。これは命がけのお仕事です。少将さんを追いかけてきた甲賀者も徳川(京都所司代)の指図で、目立たないように殺すことが目的です。なぜ目立たないように・・・なのか? 徳川幕府としての権威がすっかり落ち、長州や薩摩、土佐など勤王派の勢力が大きくなっていました。大ぴらに徳川の実力を示せる時代ではなくなったということです。

 少将さんは無事に江戸に到着。結末は・・・まぁ、打倒徳川ですから。


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Author:そぼろ
ようこそ、mybasiliskへ。バジリスク、これなしには人生を語れなくなってしまいました。
今なお健在の絆やバジリスクⅡはもちろん、新基準のバジリスクⅢも登場、また新たな演出を楽しめそうでございます。バジファンさま大歓迎でございます。

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